健康

白血病の初期症状は写真のようなあざです!生存率と原因は?

血液のがんともいわれる白血病の初期症状は写真のようなあざですが、青あざが突然出現したり鮮やかな画像のような赤色のあざが複数現れたり人によってその症状は様々です。ですが、なかなか治らないこと、数が増えることがあること、痛みがない、ぶつけていないなどの共通点や特徴があります。

また、あざができやすい部位があり、足と腕、特に太ももの内側にできやすいという特徴を持っています。色は上記の通り様々ですが、消えるというかいったんは治るのですが、気付くと内出血したように他の部位に発生しているということが多いです。

 

小児白血病の初期症状

子供の白血病(Leukemia)は小児白血病といいますが、子供が発症した場合の初期症状は、発熱、だるい感じ、せき、あざ、鼻血などです。あざと鼻血以外は風邪と症状が似ているので見逃してしまいやすいです。

しかし、かぜと異なる点もあります。それは熱が上がったり下がったりを繰り返していつまでたっても治らないことです。また、だるさも徐々に強まる傾向にあるため、しっかり子供の体調を見ていてあげれば普通の風邪と違うと気付くはずです。

血液検査と白血球数の正常値

白血病の初期症状は血液検査にはっきりと現れます。白血球が異常に増加し、同時に赤血球と血小板が異常に減少するのです。また、珍しいケースですが白血球の数も減ってしまう場合もありますので、基準値からかけ離れた数値が血液検査で出れば診断できるということになります。確定診断するには骨髄検査を行う必要があります。

 

白血病になると白血球数が基準値から外れて大きく増えたり減ったりします正常値の目安は、3600個から9300個/マイクロリットル(μL)です。罹患すると白血球数は2万個から3万個/マイクロリットル以上にもなります。ただし、数値が低値となるケースもありますので、あくまでも血液検査の結果が正常値の目安から外れていないかをチェックしましょう。

あざ以外の自覚症状

痛くないあざができる以外にも初期症状はたくさんあります。列挙すると、口内炎、疲れやすい、だるい、頭痛、動悸、風邪をひきやすい、顔色が悪い、常に眠気を感じるなどです。また、慢性リンパ性白血病の初期症状では皮膚のかゆみが発生することがあります。内蔵に白血病細胞(造血細胞)が浸潤することで皮膚に病的なかゆみを感じるのです。

 

特徴としては、部分的にかゆいというわけではなく、全身の皮膚がかゆくなります。さらに赤い点のような発疹ができて、そこから出血することもあります。自覚症状として、鼻血が止まらない、歯肉の膨張や傷の治りが遅いといった症状もあります。

白血病の人の寿命と生存率

乳幼児期(子供の頃)に小児白血病として発症しやすい白血病は、20代のころに最も罹患率が少なくなり、40代以降になると発症する確率が徐々に増えていきます。

白血病になった人の寿命は、治癒しなければ平均すると5年ほどです。国立がん研究センター・中央病院のデータ(5年生存率)によると、急性骨髄性白血病の人の生存率は47%、急性前骨髄球性白血病は86%、急性リンパ性白血病は31%となっています。治療後、寛解しなかったり再発してしまうと余命に影響します。病名を聞くと不治の病のようなイメージをもたれる方も多いと思いますが、治る病気です

白血病の生存率は子供の場合、80%となっており、10代や20代で発病するよりも高くなっています。40代や50代以降になると体力や造血機能が低下してくるため、生存率は低下傾向にあります。再発すると子供や大人など年齢に関わらず余命に影響する可能性が大きくなります。

 

治療法には3段階あります

白血病の治療法は化学療法(抗がん剤の投与)となります。血液のがんであるため、ほかの癌と治療法も異なり、寛解導入療法、地固め療法、維持療法という3段階を経て完全寛解を目指します

寛解導入療法は入院して複数の抗がん剤を使い、一気に白血病細胞を減らします。治療には3週間から4週間の期間がかかりますが、80%以上の患者さんは完全寛解となります。大量の抗がん剤を使うと、2週間後には骨髄の中の白血病細胞も正常な細胞もほとんどなくなります。その後少しずつ正常な細胞が増加して、造血機能が回復します。

 

地固め療法は寛解導入療法によって5%以下まで減少した白血病細胞をさらに減らす目的で行われます。再発を予防するためにさらに別の抗がん剤も使用して、数ヶ月間の治療を行います。維持療法は完治を目標に行うもので、外来(病院に来ること)で1年から2年の期間、抗がん剤を投与します。完全寛解している期間が長ければ長いほど再発の確率は減少します

完全寛解が5年間以上維持できれば完治(再発の可能性が著しく低い)といえます。近年の抗がん剤の開発により白血病は治る病気となりました。血液の病気なので化学療法が効きやすいのです。

 

白血病の原因

白血病になる原因ははっきりとはわかっていませんが、遺伝子や染色体の異常が原因とされています。例えば慢性骨髄性白血病(CML)だと95%以上の罹患者にフィラデルフィア染色体という異常な染色体が発見されます。放射線や抗がん剤、ベンゼン、トルエンなどの化学物質は遺伝子や染色体を損傷させる原因になります。また、ウイルスの感染も原因の一つとされています。

似ている病気

白血病に似ている病気に、再生不良性貧血や骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫があります。再生不良性貧血は血液の中の白血球、赤血球、血小板全てが減少する難病です。厚生労働省の特定疾患に指定されていて、10代から20代、または70代から80代で発病しやすい傾向があります。

 

骨髄異形成症候群は、骨髄の中に存在している造血幹細胞の遺伝子に異常が起こり、血球が減少する病気です。造血幹細胞の約半数に染色体の異常があるため、細胞ががん化して急性白血病になる確率が高いです。悪性リンパ腫はホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫という種類があり、全身に存在しているリンパ系組織ががんになる血液の病気です。

白血球が多いとどうなる?

白血球が多いということは、血球自身に異常が起きているか、体内に異物が侵入してきているかどちらかのパターンが多いです。白血球は体内に侵入してきたウイルスや細菌、微生物を捕食して処理する役割があります。

 

このとき、ウイルスや細菌の数が多かったり強かったりすると体が白血球の数を増加させますので、白血球が多いということは風邪をひいている可能性もあるわけです。また、ストレスを受け続けたり、タバコをたくさん吸ったり、がんになったりすると白血球が増加します

骨髄移植では手術しません

骨髄移植(Bone marrow transplantation)とは、ドナーの骨髄液(ゼリー状)を全身麻酔で採取して患者の静脈に注入する治療のことです。再生不良性貧血の患者さんにも実施されます。骨髄移植という名前がついていますが、外科的な手術は行いません。近年では骨髄から骨髄液を抜き取る以外にもPBSCTや臍帯血など複数の造血幹細胞の入手方法があるため、総称して造血幹細胞移植と呼ばれています。

 

この治療を行う前に患者には致死量を超える抗がん剤を投与し、放射線を照射するため、骨髄移植を行わないと必ず死亡してしまいます。これは腫瘍化してしまった細胞を完全になくすために必要な処置となります。

HLAが適合する確率

白血球の血液型とも言えるHLA型(ヒト白血球型抗原)は数万通りもあり、A・O・AB・B型の4種類しかない赤血球の種類とは比較にならないほど数が多く、それ故に骨髄移植の際にHLA型が適合する確率は非常に低いです。HLA型は親子間では適合しそうなイメージがありますが、両親から半分ずつ遺伝するため適合する確率はゼロに近いです。

 

しかしそれでも全く血の繋がりのない人よりかは適合する可能性は高いとされています。兄弟姉妹の間で移植が可能な確率は25%です。骨髄移植が可能であっても遺伝子が完全に一致しているわけではないので、GVHD(拒絶反応)は起こります

 

ちなみに、移植を受けるとドナーのABO式血液型に自分の血液型も変わることになります。輸血と違って、移植に際して赤血球の血液型であるABO式血液型において必ずしも一致する必要はありません。ですので、自分の血液型がA型でドナーの血液型がO型であった場合、自分もO型に変わります。また、染色体やDNAもドナーと同じものになります

治療費は末期でも20万円以下

白血病にはステージ(病期)という概念がありませんが、急性骨髄性白血病(AML)になるとステージ4の末期と診断されます。完治するまで入院するとなると、だいたい60日から90日(2ヶ月から3ヶ月)かかります。

 

1日あたりの治療費は約6万円、国民健康保険などに加入していて3割負担の場合は約2万円、骨髄移植したときの治療費の総額は365万円ですが、3割負担の場合は110万円です。そしてほとんどのケースで高額療養費制度が適用となりますので、自己負担額は20万円以下となります。

末期になるとさまざまな症状がでてきます。組織への浸潤による骨痛や歯肉腫脹、リンパ節の腫脹、肝脾腫、皮膚に赤い斑点が出てくる、頭痛などです。

 

ストレスががん細胞を増やす?

白血病の原因はストレスという情報もありますが、これは否定できません。ストレスは人間の免疫機能を低下させ、毎日発生しているがん細胞の増殖を食い止めることをできなくさせる原因にもなりえるからです。過労やストレスは万病のもとなのです。

 

また、芸能人や有名人に白血病の患者が多いことも気になります。収録に使用されている機材からは強い電磁波が出ており、これが影響しているのではないかと見る向きもあるようです。ただし、この説は医学的なデータや根拠に乏しいのが現状です。

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